産業廃棄物積替え保管施設許可についての一問一答

たんげ
たんげ
お客様からのご質問を一挙大公開します!


産業廃棄物収集運搬業許可(積替え保管施設有り)(仮置き場ということもありますかね)の許可申請をさせて頂く際にお客様から頂くご質問の代表的なものをいくつか紹介させて頂きます。これはすなわち、産業廃棄物収集運搬業許可(積替え保管有り)の許可取得をするためには、心得ておかなければならない重要事項ばかりになっております。

積替え保管施設設置の場所に関するご質問

ご質問者
ご質問者
○○に土地があるんだけれど、そこで積替え保管施設って出来る?
そのご質問が一番お答えしづらいです(笑)
たんげ
たんげ

産業廃棄物収集運搬業のみでしたら、その許可取得にかんしては「場所」の制限はありません。強いていえば「キチンと駐車場を借りていること」位です。しかし、こと「積替え保管施設」に関しては、場所が全てと言ってもいいと思います。

そして、産廃の積替え保管施設設置のご相談で、一番多くかつ、一番最初にご質問いただけるのが「○○で積替え保管施設の許可ってとれますか?」というものです。

「○○」が物凄く具体的に決まっている場合もありますし、「××市で」とか「△△県」でなどザックりな場合もあるのですが、どちらも場合も一概に「ここでなら積替え保管施設の設置が可能です」「ここでは不可です」とは言い切れませんので、正直一番返答に困るご質問になってしまいます。

たんげそう行政書士・社会保険労務士事務所では役所への確認対応を一番大切にしております

産業廃棄物収集運搬業許可(積替え保管有り)の許可になってしまうと、各自治体の審査基準もまちまちですし、当たり前ですがお客様のご状況も全く異なります。それゆえにヒアリングをさせて頂いた内容だけで「ここでなら積替え保管施設が出来ます」と言い切ることはまず不可能に近いと思います。

その場所の用途地域(工業専用地域、商業、市街化調整区域などなど)によっても左右されますし、「屋内保管か屋外保管か?」によります。さらに、「10m先に集合住宅がある」とか「(施設から)半径200mには民家含めて何もない」等にも勿論左右されます

もし、仮に「工業専用地域に倉庫を持っていて、そこに積替え保管施設を設置したいのだけれど」という計画であっても、うかつに一回ご相談を承った後に「そこでなら積替え保管施設の許可可能ですね」とは言い切れません。

そこでたんげそう行政書士・社会保険労務士事務所では、お客様の事業予定地・計画などを伺った後に、役所(市役所(区役所)と県庁(都庁))に赴いて事前の確認をします。例えばですが、この事前確認をしないで事業者様が土地の購入や賃貸などをしてしまった後に「やっぱりこの土地では難しいです」などとなってしまうと、かなりの損失が出てしまう事になるので、当事務所では必ず「金銭のやり取りが発生する前に事前確認をさせてください」とお願いをしております。

産業廃棄物の保管場所に屋根は必要ですか?(屋内保管にしなければいけないのか?)

ご質問者
ご質問者
産廃を置く場所って屋内じゃないとダメですか?
保管をする産業廃棄物の種類と、申請をする自治体によって違いますので、こちらも事前確認が必要です。
たんげ
たんげ

基本的には全ての品目は「屋内保管」が望ましいとはおもっておりますが、東京都辺りでは一部の廃棄物は屋外保管であっても認められます(例えば廃プラスチック類)ので、計画段階でやはり事前の相談は必須です。その際には、「保管の際にはブルーシートをかけて保管する」などの措置を求められる場合もあります。

保管の仕方について

ご質問者
ご質問者
産廃を実際に保管する時に容器とか必要?
容器などは必須ではないですが、その場合は「保管容量」がかなり限られるので、実務上支障を来すこともあります。
たんげ
たんげ

産業廃棄物の保管の仕方は「この廃棄器物には、この容器を使って保管しなければなりません」というもはないのですが、「野積み」的に囲いも何もない地面に直接産業廃棄物をおくと保管容量がかなり限られてきるので(下に参考として東京都の手引きの該当箇所を添付)、三方を壁で囲んだ置き場(ヤード)かコンテナなどを用意する方が保管容量は増えます。
産業廃棄物の保管容量は、かなり厳しく審査をされますし、許可取得も「厳守」しなければいけない項目なので、この点は事前にかなり考えた方が良い点です。

許可が出るまではどの位かかりますか?

ご質問者
ご質問者
許可取得にはどのくらいの時間がかかりますか?
お客様のご状況によりますが、かなり状況が整っている状態で早くて半年。これから土地の選定、建屋の建築などをする場合は1.5年~2年はかかります。
たんげ
たんげ

こちらもご質問も良くいただくのですが、正直こちらもケース・バイ・ケースです(笑)

当事務所ではご依頼から許可取得まで半年だったこともありますが、それは「東京都知事許可でかつ、お客様が既に産廃積替え保管に適した建屋を所有していたから」であって、通常の場合はご依頼(役所との事前相談スタート)から許可取得まで1.5年から2年はかかります。

許可取得にかかる費用について

ご質問者
ご質問者
許可取得にはどの位の費用がかかりますか?
お客様のお話をお伺いをした後に、正式にお見積りを出させて頂きますが、大体は60万円~100万円(税抜)位はかかります
たんげ
たんげ

産業廃棄物の積替え保管施設に係る事務所報酬のみですが、大体60万円~100万円くらいになります。事前調査だけのご依頼の場合は55,000円+交通費を頂戴してん、その後に正式なご依頼を頂いた際にはその55,000円は正式な報酬に充当させて頂きます。

それ以外に自治体に納める申請手数料81,000円、住民票・登記簿謄本など必要書類の実費がかかります。

また、保管する産廃の品目が木くずや紙くずなどの消防法で定められている「指定可燃物」の場合は消防法の届出も別途必要となるので、こちらもお見積りをさせて頂きます。

報酬はどの時点からかかりますか?

ご質問者
ご質問者
報酬はどの時点からかかりますか?
まず、事前調査のご依頼を頂いた時点で55,000円頂戴しております。その後にこのまま計画を進めて大丈夫となった時点でお見積りの中の行政書士報酬の1/3を着手金として頂戴いたします(事前調査費の55,000円はこちらに充当します)
たんげ
たんげ

対象地域

ご質問者
ご質問者
事業所が遠方(関東以外)なのですが、依頼は可能でしょうか?
勿論、日本全国のご依頼を承っております
たんげ
たんげ

当事務所では積替え保管施設に限りませんが、日本全国の産業廃棄物関連許可(収集運搬業や処分業など)の実績もありますので、安心してご依頼ください。

無料相談のご案内
  • メールでのご相談は24時間承っております。お急ぎの建設業者様のため、原則、12時間以内に返信いたします。

    お名前 (必須)

    お電話番号(必須)

    メールアドレス (必須)

    ご希望のご連絡先(必須)
    お電話にご連絡メールにご連絡

    メッセージ本文

    ページトップへ戻る